おすすめ曲
Chelsea Girl
EP『Smile』、収録曲。
ローファイで爽やかな雰囲気とドライブ感が組み合わさった初期の名曲!!
彼らは主にMy Bloody ValentineやSonic Youthに憧れていたため、その影響が色濃く感じる曲である。
アウトロのワウ・ディストーションギターが聞いていて気持ちいいのに、すぐ終わってしまうので消化不良な感じは否めない。
Like a Daydream
EP『Smile』、収録曲。
ギターソングとしては個人的に一番好きなRideの曲!
特にイントロのギターフレーズ、あの轟音ギターが一瞬やんだ時のクリーンなサウンドで奏でられるさりげないフレーズが気持ちが良い。
イントロ以外も伴奏のギターフレーズが複雑だし、彼らの音楽では珍しいギターソロもある。
とにかくギターフレーズを聴いてほしい!
Taste
1stアルバム『Nowhere』、収録曲。
USインディーのノイズロックのようなイントロで始まるかと思いきや、ドラムのフィルインが入るといきなりギターサウンドが爽やかになってオシャレなギターポップ風の音楽となる。
マークとアンディのハーモニーが一番きれいな曲かもしれない。
Vapour Trail
1stアルバム『Nowhere』、収録曲。
轟音ではなく清涼感溢れるチャイムのようなギターサウンドを聞かせる彼らの代表曲!
初めて聞く方におすすめ!!
この曲は批評家・専門家たちに高く評価された!
ピッチフォークが選ぶ「90年代のベストトラック200」にて第145位にランクインした!
Dreams Burn Down
1stアルバム『Nowhere』、収録曲。
イントロのエコーのかかったドラムのフィルインが壮大な曲の始まりを感じさせる。
スローテンポで穏やかな気持ちで聴ける曲だが、アウトロではメンバー全員が暴走したかのようなカオスが繰り広げられるので要注意!!
タイトル通り、まさしく夢が燃えていく様を表現したように感じる。
Leave Them All Behind
2ndアルバム『Going Blank Again』、収録曲。
動画の方では曲の時間が4分半ほどにまとめられているが、アルバムヴァージョンでは8分17秒もある曲である。
彼らの中でも一番売れたシングル曲。
美しくて壮大。
シューゲイザーではあるが、アコースティックギターのサウンドをはっきり聞かせるような音作りになっており、轟音ギターサウンドはあくまで背景音として扱われている。
その分清涼感というかある種の清々しさというものが聞き終わりに感じてうっとりしてしまう。
UKシングルチャートで9位にランクイン!
またUSオルタナティブエアプレイでも20位を記録した。
2014年にNMEが発表した「史上最高の500曲」にて273位にランクイン。
Twisterella
2ndアルバム『Going Blank Again』、収録曲。
この曲に関してはシューゲイザー要素は影を薄め、ほとんどパワーポップソングである。
しかしその完成度の高さには驚かせる。
Teenage Fanclubのような甘いメロディを楽しめるので是非聞いてほしい。
UKシングルチャートで36位にランクイン!
またUSオルタナティブエアプレイでも12位を記録した。
おすすめアルバム
『Smile』(1st EP/1990年)
初期の名曲が詰まった必聴EP!
初めて聞く方におすすめ。
など8曲入りのEPに彼らの名作が3つもある。
言うまでもないがその他の曲も完成度が非常に高い。
『Nowhere』(1stアルバム/1990年)
シューゲイザーというジャンルを広く認知させるきっかけになった名盤!!
シューゲイザーというジャンルはRideが結成する前からあるものだが、このアルバムはシューゲイザーがもっと広く世間に浸透するきっかけとなった。
従来のシューゲイザーサウンドに加えて、マークとアンディによるハーモニー重視の歌メロやパワーポップやフォークロックのようなキャッチーなリフなどがありより聞きやすいものとなった。
UKアルバムチャートで11位を記録した!
Ride以外のシューゲイザーバンドのほぼ同時期のアルバムの売り上げチャートを比較すると...
- My Bloody Valentine /『Loveless』(1991年) – UKアルバムチャート24位
- Slowdive /『Just for a Day』(1991年) – UKアルバムチャート32位
- Chapterhouse /『Whirl Pool』(1991年) – UKアルバムチャート23位
- Spiritualized /『Lazer Guided Melodies』(1992年) – UKアルバムチャート27位
これらのことを考慮すると『Nowhere』がシューゲイザー界隈の中でも特に受け入れられていたかがわかると思う。
また批評家たちからの評価も高く、ピッチフォークもこのアルバムを大いに称賛し、10点満点中9.5点を付けた。
加えてピッチフォークが発表した「1990年代のトップ100アルバム」にて74位にランクインしている。
またNMEが選ぶ「90年代のシューゲイザーの名作10枚」にて第5位にランクイン!
『Going Blank Again』(2ndアルバム/1992年)
前作の路線を踏襲しつつパワーポップっぽさも加わりバンド最大のヒットを記録したアルバム!
シューゲイザーというのは従来轟音のギターノイズのサウンドを何層にも多重録音するのが基本であったが、このアルバムではマークとアンディの歌声・ハーモニーを何重にも多重録音した。
そのためアルバムの音楽性で言えばシューゲイザーよりもパワーポップとしての側面が大きく出ている。
売り上げも前作を上回り、UKアルバムチャートで5位を記録した!
しかし批評家からの評価はあまり芳しいものではなかった。
なぜならこのアルバムが発売される5カ月前にMy Bloody Valentineが音楽史に残る名盤『Loveless』を発表したことで、シューゲイザーバンドには彼らのような新たなギターサウンドに注目を集めていた。
よってギターサウンドの変化が見られないRideの『Going Blank Again』を評価しなかった。
しかし今では再評価がなされており、NMEが2013年に発表した『史上最高のアルバム500枚』にて第407位にランクイン!!
またNMEが選ぶ「90年代のシューゲイザーの名作10枚」にて第6位にランクイン!
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