The Pop Group(ポップグループ)入門編【おすすめ曲・アルバム】

ポストパンク
画像出典:Official Facebook Page for The Pop Group

パンクにファンク・フリージャズ・原始的リズムを導入した先進的ポストパンクバンド!

1977年、ロンドンパンクが全盛のイギリス。

そのころに時代を専攻した攻撃的すぎる型破りなパンクをするバンドが現れた!

そのバンドの名はThe Pop Group(ポップグループ)!!

バンド名とは全く違う前衛的なパンクが特徴で、活動期間はたったの3年間!!

それにもかかわらずバンドは後の世代に多大な影響を与えた。

彼らの衝撃的な音楽はイギリス国内よりも、海を渡ったアメリカのハードコアシーンに多大な影響を与えている。

MinutemenSonic Youth、Steve Albini、Nine Inch Nailsなど様々なバンドに影響を与えた!

海外だけではなくZazen Boysなどの日本のバンドにも影響を与えている。

そんな彼らの楽曲・アルバムを紹介します!

おすすめの曲

She Is Beyond Good & Evil

『Y (最後の警告)』(1stアルバム/1979年)、収録曲。

シングル曲。

また彼らのデビュー作。

攻撃的かつ不規則なカッティングギターが特徴的で、楽曲全体に得体のしれない緊張感を与えている。

フリージャズ特有の緊張感をパンクロックに持ち込んだのだ。

歌声もリバーブがかった叫び声のため、なんだか呪詛のような雰囲気を感じる。

ベースラインもファンクやレゲエに影響を受けているため、かなり動きのあるフレーズになっている。

様々な実験的な複合により今までにないパンクを構築した!

初めて聞くにはおすすめの楽曲だ!

「The Boys From Brazil」

『Y (最後の警告)』(1stアルバム/1979年)、収録曲。

怒号のドラムフィルから叫び声が続き、盛り上がりそうなところでいったんストップ!!

するとリズミカルなベースラインとドラムが始まる...

でも油断した途端各所で轟音ギターや轟音ブラスセクションが入る!!

The Pop Groupの予測不能っぷりをこれでもかとくらい発揮した名曲。

Forces of Oppression

For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』(1980年/2ndアルバム、収録曲。

アルバム一番目の曲!

アップテンポで1stアルバム『Y (最後の警告)』よりさらに凶悪な音になった!

またダンスミュージックの要素が若干感じられるようになる。

それはリズミカルなカッティングギターやノリのいいドラムがそう感じさせている。

しかしこの曲の主役はベースライン

まるでメロディを奏でるかのようなフレーズ・歪みまくったサウンドで曲中を走り回るような印象を受ける。

We Are All Prostitutes

For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』(1980年/2ndアルバム、収録曲。

シングル曲。

「私たちは売春婦だ!」と声高に叫び、消費主義社会を批判した曲。

著名なシンガソングライターのニック・ケイヴがこの曲をThe Pop Groupの中で一番の傑作だと称した!

ニック・ケイヴ「私がロックンロールが持つべきだと思っていたものがすべて揃っていた。暴力的でパラノイアな時代の暴力的でパラノイアな音楽だった」

また批評家・専門家からの評価も高く、UKインディチャートにて8位を記録した!

Colour Blind

『We Are Time』(3rdアルバム/1980年)、収録曲。

激しさは陰にひそめ落ち着いた曲。

ギターもカッティングだけでなく単音リフやギターソロなどプレイの幅が広がった!

サンプラー?かなんかで子供の泣き声が入ったりと実験要素もあり。

あと基本The Pop Groupの楽曲の構成はAメロやサビとか通常の構成では説明できないが、この「Colour Blind」は構成がはっきりしている。

アメリカのポストハードコアバンドのフォーマットに一番近いのではないかと思う。

Kiss the Book

『We Are Time』(3rdアルバム/1980年)、収録曲。

金属同士をたたきつけたようなトーンのギターによる、気味の良いカッティングが特徴的!

しかし構成が予測不能で複雑のため、ギターのリズムに乗って聞くのは難しい。

でも彼らはThe Pop Group

「予測不能を楽しもう!」という気分で聞くのが一番なのではないかと思う。

おすすめアルバム

『Y (最後の警告)』(1979年/1stアルバム)

彼らの衝撃的デビュー作!!

従来のパンクにファンク・フリージャズ・ダブ・レゲエなどを取り入れた攻撃的かつ実験的な音楽を世に知らしめた!

しかし衝撃のあまり発売当初は賛否両論であった。

当時NMEはこのアルバムを「勇猛な失敗であり、刺激的だが苛立たしい」と否定的な評価をした。

しかし近年ではこのアルバムが後進のバンドに与えた影響力を考慮し、再評価されている。

ピッチフォークは2016年発表の「1970年代のベストアルバム100」にて35位にランクインした!

またPopMattersはこのアルバムを「史上最高のポストパンクアルバム50」にて11位に位置付けた。

まさに時代を先取りすぎた作品であった。

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ワーナーミュージックジャパン

『For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』(1980年/2ndアルバム)

前作の路線をそのままにさらに音を凶悪にしたアルバム!

ギターの音がさらに凶悪でファンク色が強くなった。

ノイズミュージックに傾倒していることにも、このアルバムを獰猛なポストパンクに磨きをかけたように感じる。

ダンスミュージック的要素も各所から感じられる。

そのため1stアルバムよりもフリージャズの要素が減っているように感じる。

またこのアルバムも発売当時は賛否両論であったが、近年になって再評価がなされた。

イギリスのインディーアルバムチャートで1位を記録。

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