アンダーグラウンドという立場からメロコアブームを牽引したパンクバンド!!
1994年はポップパンク・メロディックパンクブームが勃発!!
しかしそのようなジャンルは1980年代からBad ReligionやDescendentsがやっていたが、そのころはまだ一般大衆には認知されていなかった。
このブームの仕掛け人はGreen Day、The Offspring・・・・・・
そして今回紹介するRancid!
だがRancidはGreen Day、The Offspringほどは売れなかった...
上記の2バンドほどの商業的成功を収められなかった理由は二つ考えられる。
一つはRancidは売れた後もほとんどインディーで活動していたこと。
もう一つは男臭すぎること...
見た目も、音楽性も、すべてが男臭い...
だがそれがいい!!
彼らの持ち味は大きく分けて3つ!
一つはティムとラーズの2刀流ギターボーカルスタイル!
しゃがれたソウルフルな歌声のティムとストレートなシャウトを得意とするラーズが絶妙な掛け合いで歌い合う!!
まるでパンク版レノン&マッカートニー!
2つめはスピーディかつダイナミック、超技巧派ベーシストのマット!
パンクらしい荒々しさとパンクらしからぬテクニックを併せ持つベースプレイは唯一無二!!
最後は自分を支え続けたものへの愛情・感謝を歌う熱い歌詞!!
パンクと言えば反骨精神って思い浮かべる人が多いが、Rancidはそれらとは一線を画す。
自分が聞いてきた音楽、生まれ育った土地、家族、友人、恋人。
自分がピンチの時にそれらがいつも助けてくれたことを歌いあげる。
そんな泥臭さがたまらない!!
では彼らの音楽について紹介する!!
メンバー
ティム・アームストロング
ボーカル/ギタリストであり、フロントマン!!
楽曲のほとんどの作詞・作曲を担当!!
ベーシストのマット・フリーマンとは幼馴染の親友。
ティムはマットと一緒に1987年にオペレーション・アイヴィーというバンドを組んでいたが、1990年で解散してしまう。
目標を失ったティムは生活が荒れて、アルコール依存症に苦しむことになる。
だがマットの支えによりティムはもう一度立ち直り、新たなバンド”ダンスホール・クラッシャーズ”を経てRancidを結成する!
しゃがれたソウルフルな歌声が持ち味!!
マット・フリーマン
ベーシスト。
フロントマンであるティムの幼馴染。
5歳のころリトルリーグで知り合った。
プレイスタイルはThe Whoのジョン・エントウィッスルに多大な影響を受けている。
そのためパンクロックのベーシストはコードのルート音を弾くのが基本だが、マットはスケールやアルペジオを多用したダイナミックなプレイを得意とする!!
また曲によってはリードボーカルを取ることがあり、彼の歌唱スタイルは野太いシャウトで味がある!
↓マットがボーカルを担当した『Black & Blue』
ラーズ・フレデリクセン
ボーカル/ギタリスト。
1993年にRancidに加入した!
だが元々ティムやマットと交流があった。
左利きのギタリスト!
彼はティムとは対照的にストレートなシャウトを使うボーカルスタイル!
ブランテン・スタインエッカート
ドラマー!
元々The Usedのドラマーだが、2006年にRancidに加入。
アメリカ人では珍しいサッカー好きで、アメリカのプロサッカーチームであるレアル・ソルトレイクのファンである。
またモルモン教の家庭で育っている。
サウスパークに出演!!
アメリカで大人気のアニメ『サウスパーク』にRancidが本人役で出演!!
S02E14『シェフ救済ライブ』に出演!
カートマンがアラニス・モリセットの歌を口ずさむの聞いて、シェフは「その歌は大昔に自分が作った曲だ」と主人公たちに教える。
するとカイルは「シェフが作ったのなら印税をもらうべき」と言われ、はじめは乗り気じゃなかったシェフだがシェフと主人公たち4人でレコード会社へ言って直談判する。
しかしレコード会社はしらばっくれた挙句、シェフを名誉棄損で訴える。
しかもレコード会社は有能弁護士のジョニー・コクランを雇い勝訴、シェフは多額の賠償金を求められてしまった。
主人公たちはシェフを助けるために、シェフが音楽業界にいた頃の友人達を訪ねて寄付金を募る。
この流れでシェフを助けるための「シェフ救済ライブ」が開催!
そのライブのトップバッターがRancid!!
豪華すぎる...
歌った曲は「Brad Logan」
この曲はサウスパークのオリジナルサウンドトラックであるChef Aid: The South Park Album (Television Compilation) [Edited Version]にしか収録されていない!!
是非買ってほしい!!
次のページからおすすめ曲・アルバムを紹介!
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