おすすめ曲
Wheel In The Sky
4thアルバム『Infinity』(1978年)、収録曲。
スティーブ・ペリー加入後に初めてリリースされたシングル!!
この頃からバンドは徐々にポップ志向になっていたが、この曲はまだプログレッシブロック色が残っており暗い物語が始まるような雰囲気を感じる
ちなみに歌詞はベースのロス・ヴァロリーの妻ダイアン・ヴァロリーが書いた「Wheels In My Mind」という詩から引用している。
歌詞はある男が妻を残して家を出るがなかなか帰って来ず、ただむなしく太陽が車輪のように空を回り続ける様を歌った曲。
USビルボードホット100にて57位にランクイン!!
Any Way You Want It
6thアルバム『Departure』(1980年)、収録曲。
今でもライブでは定番のテンションが上がる名曲!!
またJourneyを知らない人でも知ってそうな曲でもある。
なぜなら日テレ放送の朝のニュース番組『スッキリ』のOPとして2007年から2015年まで使用されていたからだ。(朝か、夜の楽しい飲み会前に聞くのがベストな曲!)
スティーブ・ペリーの伸びのある歌声が存分に発揮されたポップナンバー!!
USビルボードホット100にて23位にランクイン!!
Don’t Stop Believin
7thアルバム『Escape』(1981年)、収録曲。
Journeyの代表曲にして、長年あらゆる世代のロックファンを虜にし続ける名曲中の名曲!!
イントロのピアノのメロディから壮大な物語の始まりを感じさせるため鳥肌が立ってしまう!
歌詞はある若者男女が田舎から都会に出てきて出会い、2人が夢に向かって生きる様を描いたもの。
USビルボードホット100にて9位にランクイン!!
ローリング・ストーン誌の『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2021年版)では133位にランクイン。
Glee ver.
『glee/グリー』は2009~2015年まで放送された高校の合唱部のドラマであり、世界的ヒットを記録したドラマ。
この作品内で「Don’t Stop Believin」がカバーされ、シングルとして販売される。
結果デジタルダウンロード数が700 万回を超え、20世紀に作られた曲の中で最もデジタルダウンロードされた曲となった。
USビルボードホット100にて4位にランクイン!!
このカバーのヒットは「Don’t Stop Believin」が世代を問わない名曲であることを示した。
セサミストリートのパロディ
世界的人気な子供番組『セサミストリート』でGleeのパロディで「The G Club」というショーを行った。
「The G Club」というのはどこかGleeの登場人物たちにそっくりなぬいぐるみたちが、Gというアルファベットの発音の方法でケンカするというもの。
しかし最後に仲直りして「Don’t Stop ”G”ing」という「Don’t Stop Believin」に非常にそっくりな曲を歌って終わる。
すごく面白いので見てほしい!!(Gleeを見ていたら尚面白い!!)
Open Arms
7thアルバム『Escape』(1981年)、収録曲。
バンド史上最大のヒットを記録したロックバラードソング!!
「ロックで最も美しいラブバラードの1つ」であり、スティーブ・ペリーとジョナサン・ケインによう共作である。
今でこそ名曲であるが当時Journeyはバラードソングを作ったことがないため、リーダーのニール・ショーンやドラマーのスティーブ・スミスはこの曲のリリースに関して消極的であった。
USビルボードホット100にて2位にランクイン!!
マライア・キャリーやセリーヌ・ディオン、Boyz II Men、バニー・マ二ロウなどトップクラスのミュージシャンたちがこの曲をカバーしている。
Mariah Carey ver.
Celine Dion ver.
Separate Ways (Worlds Apart)
8thアルバム『Frontiers』(1983年)、収録曲。
オープニングからすでにかっこいいロックソングであり、映画『ロッキー』のテーマソングやQueenの「We Will Rock You」に並ぶスポーツ定番ソングだと思う。
実際に日本のTBS系で放送するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)や侍ジャパンに関する番組ではこの曲がテーマソングのように使用されている。
だが歌詞の内容にはスポーツに関することは一切入っておらず、失恋してもあきらめない男の決意を描いたような楽曲である。
あとこの曲が有名なのはもう一つの要因がある。
それはこの曲のMVが酷すぎること...
内容はお世辞にもルックスが良いは言えないJourneyのメンバーたちが港の倉庫を背景におかしな振り付けで歌を熱唱するというもの。
このMVは批評家およびファンから批判され、不名誉であるがMTVが発表した「史上最悪のミュージックビデオ・ワースト25」にて13位にランクインした。
USビルボードホット100にて4位にランクイン!!
またコロナ禍でアメリカのとある家族がこのMVのパロディ動画をYouTubeに投稿してバズッていた。
楽しそうで何より。
Faithfully
8thアルバム『Frontiers』(1983年)、収録曲。
日常の恋愛をリアルに描いたバラードソング。
またキーボードのジョナサン・ケインが1人で作詞・作曲した曲。
この曲を聞いたブライアン・アダムスは感動し、この曲に強い影響を受けたパワーバラードであり彼の最大のヒット曲「Heaven」を作曲した!
他にも当時プリンスは後の彼の名曲「Purple Rain」を録音していたが、たまたま聞いたこの「Faithfully」が「Purple Rain」と似ていたため、プリンスは直接ジョナサン・ケインに相談した。
プリンスは「Purple Rain」をジョナサン・ケインに聞かせて、「似ているけどリリースしていいか?」と許可を求めたところ、ジョナサンは「「Faithfully」はコードが4つしかないけど、「Purple Rain」はもっとコードを使っているから問題ない。」と言ってプリンスを安心させた。
またこの曲のMVは当時行っていたライブツアーのビデオ映像をドキュメンタリー風につなぎ合わせるという手法を取っており、のちにGuns N’ RosesやBon Jovi、Mötley Crüeなどのロックバンドが似たような手法のビデオをリリースした。
USビルボードホット100にて12位にランクイン!!
ちなみにこの曲は今のJourneyのボーカルアーネル・ビネタが加入前にYouTubeに投稿した動画内で歌った曲であり、この動画がきっかけでニール・ショーンの目に留まったのであった!!
その動画がこちら↓
おすすめアルバム
『Escape』(7thアルバム/1981年)
バンドがアメリカの頂点に立ったことを示したメガヒットアルバム!!
このアルバムからキーボードのジョナサン・ケインが加入し、Journeyの音楽はさらなる進化を遂げる!
「Don’t Stop Believin」や「Open Arms」、「Who’s Crying Now」、「Stone in Love」、「Still They Ride」などヒット曲が満載!
しかしJourneyの音楽路線変更に戸惑った人がいるのも事実であり、当時ローリングストーン誌のライターはこのアルバムを厳しく批判し、評価は5つ星のうちたった1つ星しか与えなかった...
だが当時Journeyの曲が一時的なヒットではなく、時代を超えて愛されることになるとは予想していなかったため、今では多少評価を改めているのであった。(それでも星2.5だそうだが...)
このアルバムは記録的な売り上げを誇り、アメリカだけで1000万枚以上も売れた!
USビルボード200にて1位を記録!
2001年にロックメディア『クラシック・ロック』で発表された「史上最高のロック・アルバム100枚」にて第22位にランクイン!
『Frontiers』(8thアルバム/1983年)
前作のメガヒットアルバムに勝るとも劣らないヒットアルバム!!
前作の大ヒットによるプレッシャーの中制作されたアルバムであるが、そのプレッシャーに負けない作品となった。
「Separate Ways (Worlds Apart)」や「Faithfully」、「After the Fall」、「Send Her My Love」などヒット曲が満載!
特徴としては前作でバラードソング「Open Arms」がヒットしたため、バラード曲が増えている。
このアルバムはアメリカだけで600万枚以上も売れた!
USビルボード200にて2位を記録!
UKアルバムチャートで6位を記録!
2005年にドイツのロック雑誌『Rock Hard』で発表された「史上最高のロック&メタル・アルバム500枚」にて第363位にランクイン!
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